コラム

アウトソーシング利用のメリットやデメリットとその解決策とは?

2021.04.19  |  BPO・アウトソーシング コラム

テレワークの普及、働き方の自由化など、ビジネスモデルの変化に伴い、提供される各種サービスも進歩し、その動向に注目が集まっています。

アウトソーシングサービスを提供する企業が、導入について得意先にアンケート調査を行なったところ、導入の動向やメリット、デメリットなどが見えてきました。

こうした結果から、アウトソーシングの利用価値も見直されています。アウトソーシング導入でメリットを出しやすくする解決策も見出され、提供され始めています。

どのような解決策やサービスが提供されているかご紹介しますので、アウトソーシングについて関心をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

 

1.アウトソーシングの導入時のアンケート結果

各分野でのアウトソーシングの導入実績が増え、アウトソーシングの利用に関するコストなど、様々なデータや知見も蓄積されています。

そのデータや知見を市場調査として捉えるため、アウトソーシングサービスを提供する企業は各種のアンケートを実施しています。その結果から見えてくるアウトソーシング導入の動向をご紹介します。

 1-1.導入のきっかけ

アウトソーシング利用のきっかけとしては、「コスト削減」「業務の効率化」「人材不足・社内で対応できる人材がいないため」といったことが多く挙げられていました。

企業組織の成長過程では、選択肢としてアウトソーシング導入が数多く検討されています。

一方、採用代行や就業支援、マニュアル作成やデータ入力、受付代行の業務では「社員をコア業務に集中させるため」というきっかけが他業務と違い三番手に上がりました。

引用元:【アンケート結果】アウトソーシングの導入状況・メリット・デメリットなど|企業のご担当者様(アデコ)

 1-2.導入率が高い業務

アウトソーシングの導入率が高いのは規模が比較的大きな企業で、その中でも「IT・運用保守・Web」の業務で導入率が高く、全体の半数以上を占めていました。

続いて「データ入力・マニュアル作成・翻訳」が全体の4割、「事務・総務などのバックオフィス業務」が3割強、「ヘルプデスク」が3割、「コールセンター・テレマーケティング」業務が2割強、「採用代行」や「就業支援」、「営業代行」などは1割強でした。

アウトソーシングのサービスは、どの得意先にも汎用的に提供できる技術、例えばITやWeb、運用保守がラインナップされてますから、その利用が増える傾向にあります。

引用元:【アンケート結果】アウトソーシングの導入状況・メリット・デメリットなど|企業のご担当者様(アデコ)

 1-3.依頼先の企業や業務形態

アウトソーシングサービスの依頼先、提供元として最も頼りにしているのは、約4割が「寺社と取引実績のある企業」でした。

次いで「グループ会社を利用」が2割、「インターネット検索」が2割という結果が出ていました。

その他に「知人の紹介・口コミ」が1割強、「企業が実施するセミナーに参加」が1割、「イベント・勉強会に参加」も1割、「企業から届くメールマガジン」が1割弱、「テレビや新聞などの各種広告」も1割弱と、幅広いルートや媒体を通じて探している様子が分かります。

引用元:【アンケート結果】アウトソーシングの導入状況・メリット・デメリットなど|企業のご担当者様(アデコ)

 1-4.社内と社外での利用状況

アウトソーシングを社内と社外、どちらの業務で利用しているかを調べた結果は、業務の内容によって、結果が分かれました。

「社内常駐のみ」の形で利用が多いのは、「事務・総務・人事等のバックオフィス」、「受付」、「工場ライン」で4割以上を占めました。

人材の確保と管理の面からすると「社内常駐のみ」の形が望ましいといえるでしょう。

同じく多いのは「社内と社外の両方」で、「IT・運用保守・Web」の業務の4割以上で利用されていました。専門の技術や人材が求められることと、ネットワークを利用することが主な要因と見られます。

引用元:【アンケート結果】アウトソーシングの導入状況・メリット・デメリットなど|企業のご担当者様(アデコ)

2.アウトソーシングのメリット・デメリット

こういったアンケート結果からは、アウトソーシング導入のメリットやデメリットが見えてくるので、それらを元にアウトソーシングのサービス内容が改善されます。

メリットやデメリットが具体的にどんなものか、見ていきましょう。

 2-1.メリット

アンケートでは、多くの業務で「人材不足を解消できた」「業務を効率化できた」「コストを削減できた」という回答が出て、このようなメリットがあり、満足している様子がうかがえます。

サービスの利用価値とは、これらのメリットが享受できることにあります。より手軽に、より低コストで享受できるようになれば、まだまだ利用価値が高まっていく余地があります。

引用元:【アンケート結果】アウトソーシングの導入状況・メリット・デメリットなど|企業のご担当者様(アデコ)

2-2.デメリット

回答の中でデメリットとして挙げられるものでは、「コストが高い」という点が多くを占める結果になっていました。

次いで「担当者の指示待ちが多い」「(対応に)柔軟性がない」「(業務の中での)提案が少ない」などの割合が高くなっていました。

また、「IT・運用保守・Web」の業務では「技術的に難度が高いため一部の業務が把握しにくいブラックボックスのようになっている」という意見も出ています。

これらのデメリットがないこと、メリットだけが強く感じられるようになれば、サービスの利用価値も高くなります。

引用元:【アンケート結果】アウトソーシングの導入状況・メリット・デメリットなど|企業のご担当者様(アデコ)

3.アウトソーシングを効率よく運用するための解決策

アンケート結果で出たメリットから考えると、アウトソーシングを効率よく運用するには、メリットが得られるよう、問題点を整理してサービスの提供元とよく話し合うことです。

また、デメリットが生じないよう先に提供元へ要望を出しつつ、アウトソーシングを利用する工夫も必要になってきます。

 3-1.メリットを確実に得るための解決策

「人材不足を解消する」メリットを得るには、具体的に「経理の業務を任せる人材を来月までに充当したい」など、要望を整理して提供元に伝え、細かく話を詰めていくようにしましょう。

「業務を効率化する」メリットを得るには、「採用に手間がかかるので工程をできるだけ簡素化したい」「応募への応対が大変」などのように状況を仕分けして、解決できるように相談しましょう。

「コストを削減する」メリットを得るには、「採用に月間20万円かかっているところを15万円に抑えたい」など具体的な目標を出して相談することが必要です。

 3−2.デメリットを回避するための解決策

「コストが高い」デメリットについては、「システムの工程の内、サーバーの維持費を半分に安く抑えたい」など、ネックになっている部分を洗い出して、改善していくことが必要です。

「担当者の指示待ちが多い」デメリットについては、「2番目の工程が済んだ後、指示待ちになりがち」のような事例をまとめて、対処を相談することが大切です。

「(対応に)柔軟性がない」デメリットは、「ケースバイケースで対応する能力を伸ばす」ための対処を見出すように話し合于ことをお勧めします。

「(業務の中での)提案が少ない」場合は、「サーバの必要な台数の提案が少ない」など提供元に伝えて、改善できるように働きかけましょう。

4.まとめ:「アウトソーシング」に関するご相談を承ります

ここまでビジネスの動向に伴うアウトソーシング導入の動向についてご紹介してきました。そこから見えてくるメリット、デメリットに注視する必要があります。

アウトソーシングを利用する上では、これらのメリットやデメリットを研究して運用の解決策として役立てていくことが広く望まれています。

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